大森山のキリン その2 ハズバンダリートレーニング
これでもかってほどキリン舎のまわりには葉っぱが!
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おいしい~  リンリンを押しのけモシャモシャ食べるカンタ
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野生では1日中食べているキリンが、動物園で柵を舐めたり ぼーっとしているのは
クマがストレスでウロウロする常同行動にあたります。
熱心にキリンを観察している担当飼育員が、それを見ていて辛くなるのは当然だと思います。
(そうじゃない人は残念です・・・大人の事情もあるかもしれませんが)

生の木をキリンにたっぷりあげるためにはかなりの時間と労力を要します。
それでも健康で良い子に育てたいのが親心  
(京都のキリンもエサの準備に驚くほどの時間をかけていると聞きます。)

冬場 葉っぱの不足をなんとかしたいと今から準備しています
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いっぱい葉っぱをあげたいと話す柴田飼育員と、今回ご一緒した大牟田の園長さん 
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さて トレーニングです
採血の様子を紹介しますが これは しっかりと正しいターゲットトレーニングができ
キリンとの信頼関係を作り上げてから初めて行うことができます。
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リンリンが挨拶しに来てくれました。大牟田園長と市民ズーのスタッフ
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下草の生えているところと砂利の部分が良いバランス 
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トレーンングしたくてワクワクしているふたり
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やる気満々のカンタは ちょっと隣で待っててね
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と いきなりリンリンの採血です 針を刺すトレーニングは毎日しますが
この日は ちょうど採血日でした。
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首を下げて待つ  後ろに下がらないように訓練しているので
スムーズに針が入ります。
おとなしくしているリンリンの様子からネッキングの不安が全くなく安心して見ていられます。


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このあたりで プルプル~と首でも振ると採血できなくなるのですが
じっとしているリンリン

どんどん採れています
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針を抜きます
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血は出てないけど押さえていました
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はい 血は止まってます
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素晴らしい! 針を刺されてもリンリンにストレスなしです
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これで健康管理 ホルモン値の測定ができます。
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過去 アドベンのキリンの鼻血は見たことあるけど こんな量は初めてでけっこう感動でした。

リンリン 良い子だったね~~~  カンタ「ボクもトレーニングしたいよ~」
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じゃ ちょっとカンタの脚だしトレーニング
ターゲットを使います 
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しっかり蹄を出します
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正面を向いて脚を出すのは、比較的できたりします

上級レベル 横を向いてじっとできる
これはお腹や胸 乳房 乳首 睾丸 尻尾 肛門 などを触れます
肛門からの検温もできます。

上級レベルはリンリンちゃん
ターゲットで合図します
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じっとできます
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次は こっち~ カンタはじゃましないよう 離れてトレーニング
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お尻をポン!
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脚のチェック これは柴田飼育員が持ち上げているのではなく
リンリンが ここまで上げています 
手を添えて もう少し上にと支持してできたらOKで笛をピッ!です
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どうです このリンリンの落ち着いた表情  
「あたし こんなの全然できるの 平気なのよん」
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ターゲットにチュッ  で ピッ
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反対側ね   
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過去の記事で 天王寺動物園・池田動物園・みさき公園・羽村市動物園の
キリンのハズバンダリートレーニングの様子を載せました。
天王寺動物園はハルミちゃんの蹄の治療をするために担当さんが
高齢のハルミちゃんに根気強くターゲットトレーニングしました。
おかげで良い老後でしたね

池田のトレーニング
羽村のトレーニング

キリンは大きくて麻酔を使っての治療は死ぬことも覚悟しないといけないですし
近づいて蹴られると人間のほうが大変なことになり、そういうことのできない動物だと思っていました。
ところが海外の動物園ではトレーニングしていると動画を見せてもらって
とても驚きました。 そして日本でもできるってことね!と知ってしまいました。

ここ数年 国内のキリンの数が減っていますが
それは蹄の手入れが出来なくて脚が悪くなったのが原因で亡くなったり
病気の治療できなかったり、病気が発見できなかったりで
若い個体 子どもキリンが育つ前に亡くなったりが多いからです。
もちろん移動の時の事故死も・・・ これもトレーニングしていたら防げることです。

トレーニングすることで蹄の手入れや、その他の治療もできるのです。
年々数が減り 海外からも入って来にくい状況で
有蹄類会議などで危機感を持ってキリンの繁殖に力を入れるために
リスクの少ない近距離での嫁入り婿入りをすすめていこうと話し合われたようです
それも大切なことだと思いますが、まずはキリンの健康を!です。

そんなことを教えてくれたのが羽村市動物園の竹内飼育員です。
某サイトでトレーニングしている動画を見て、誰?この人スゴイとメッセージしました。
キリンを思う熱い熱い返信メッセージが届いたときは感激でした
その後大阪でお会いしたり羽村まで行って実際のトレーニングも見ました。
竹内飼育員は八景島のベテランイルカトレーナーで、二年間羽村に来て
キリンやオオカミ そのほかの動物園のハズバンダリートレーニングを指導しました。
羽村だけでなく 「キリンが困ってる!」と聞くと全国どこへでも速攻で出向き指導していました。
北は北海道から南は沖縄まで
キリンにとって救世主です。
トレーニングは正しくすすめると早くに変化が見られますが
ある日ぱたっとできなくなる時もあるようで そんなときも竹内飼育員がフォローしてくれ
担当者を励ましてくれていました。

そんな竹内飼育員が、この春に八景島に戻ってしまいました。
キリンファンとしては八景島に足を向けて眠れないほど感謝しています。

その竹内飼育員の意志を継ぎ、熱くキリンのトレーニングを伝えているのが柴田飼育員です。

今 心配なのは このトレーニングを正しく勉強しないでやってしまっている動物園が少なくないことです。
事故になります!

キリンを愛するプロの方・一般のファンのかた
この記事を読んだら 行動してください
秋田まで行ってください。

実際に見ると どれだけキリンたちが楽しそうかわかると思います^^





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by asitaharedayo | 2012-08-30 15:58 | 大森山動物園 | Trackback | Comments(2)
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Commented by kotobagram at 2012-09-01 01:34
キリンの健康がどのようにして守られているのか、初めて知りました。
キリンたちの生き生きとした表情が見られるのは、キリンさんたちの健康を守っているたくさんの人の努力があるからなんですね(*^_^*)
とても勉強になりました!
Commented by asitaharedayo at 2012-09-01 02:08
kotobagramさん
こんばんはキリンの健康がどのようにして守られているか・・・
初めて知っていただいたのが大森山だと少し複雑です
このようにキリンの採血ができるのは この柴田さんだけです。

もちろんキリンたちが幸せに動物園で暮らせるように
どの動物園でもお世話されているとは思いますが
このキリンさんたちのようにトレーニングしてもらい健康を守ってもらっている動物園は少ないです。。。。
全国のキリンがしあわせになるように伝えていきたいです。
興味を持っていただいて とても嬉しく思います^^
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